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落書きの教科書と外ばかり見てるおれ…「十九の夜」

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2012.01.06

落書きの教科書と外ばかり見てるおれ…「十九の夜」

塚本ユージ イラスト

大学に入って二度目の春を迎えた。
一年過ごしてみて、
残りの三年がテレビの天気予報よりも高い確率で予報できそう。
「一年を通して曇り空でしょう。
時折、日差しが見えることもありますが、
それはあなたの力ではありません。
今のままでは快晴はありえません・・・」

新しい講義のテキストは
僕にとってまた真っさらなキャンバスを与えられたのと同じ。
相変わらず落書きをして、
授業の後は友達とカラオケに行って、
お酒を飲んで日々を消費して、
傍から見たら大学生はやっていたのだろうけれど、
なんか不完全燃焼で、
なんか収まりが悪くて、
なんとなく他の人がよく見えたり、
自分の置かれた場所の外にいつも心が向いていた。

そんなループする日々の中、
ある日、ひとりの友達が僕の教科書の落書きを見て褒めてくれた。
「すげーなぁ、やっぱうまいなぁ」
僕はいつものように、そうかな…という顔をして微笑んだ。
「才能あるんじゃん?」
僕はその言葉にはっとした。

才能…か…。

僕の落書きの手は止まった…。
そして、
頭の中で落書きの続きを描き始めた。

絵か。
絵、得意だったなぁ
保育園のときも、小学校のときも、中学も高校も。
僕の絵を見て笑顔で褒めてくれた祖父母に両親、
先生や友達の顔が走馬灯のように思い出した。

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